【6】資産運用としてのFX(外国為替証拠金取引)

2.資産運用@円と外貨

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外貨を重視する理由

 株式が何%で、債券が何%などという議論はあとでしましょう。

 まず最初にすべきは、円と外貨の割合です。

 何故、外貨なのでしょうか?

  1. 為替レートは、物価に影響する
  2. 円資産と逆相関がある
  3. 日本の不況対策


@為替レートは、物価に影響する

 【5】経済の基本原則「3.経済原則B物価安=円高、物価高=円安」にて説明したように、円高円安が物価に影響します。

 円高であれば、物価は下がる可能性があるし、円安なら物価は上がる可能性があります。

 資産運用の目的は、「資産を増やす」ことですが、購買力を維持するという目的もあります。

 購買力を維持するためには、物価の上昇率以上に、資産を増やさなくてはなりません。

 単純に円安の分、輸入品が物価を押し上げるとすれば、外貨を持っていれば、円安の分、資産は増えます。よって、購買力は維持されるわけです。

 ここで問題なのは、円高になるか円安になるか予測ができないということ。

 円資産のみの場合と円と外貨に分散した場合の購買力を表にしてみました。

ポートフォリオ 資産 購買力 円高100円→90円 円安100円→110円
円100% 1000万円 1000万円 1111.11万円 909.09万円
円50%・外貨50% 500万・5万ドル 合計1000万円
内訳500万円・500万円
1005.55万円
555.55万円・450万円
1004.54万円
454.54万円・550万円

 円50%・外貨50%の場合、円高でも円安でも、購買力が上がっています。

 一方、円100%の場合、円高時は+111万円ですが、円安時には、−91万円です。非常に不安定で、ハイリスクハイリターンになっていることが理解できます。

 外貨をもたない場合、為替相場が円高でないと困るわけです。
 しかし、外貨を保有していれば、円安でも円高でも、どちらでも困る事はありません。

A円資産と逆相関がある

 「内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法 P7」のデータを参考にした相関表をご覧下さい。

相関関係 日本株式 日本短期金利 外国株式 外国債券
日本株式 1.000 -0.419 -0.436 -0.628
日本短期金利 -0.419 1.000 0.697 0.746
外国株式 -0.436 0.697 1.000 0.823
外国債券 -0.628 0.746 0.823 1.000

 日本短期金利は、銀行預金の金利と考えてもいいです。短期金利と日本株式とも逆相関があります。

 短期金利が低ければ、株式へ資産は流れます。短期金利が高くなれば、リスクを取る必要が無くなるので短期金利へ資産は流れます。

 円資産だけでも、逆相関があるため、株式と短期金利で運用すれば、リスク分散の効果を得ることができます。

 それから日本株式と、外貨資産(外国株式、外国債券)にも逆相関があります。

 資産運用する目的は、銀行預金(短期金利)では、資産が増えないから、リスクをとってでも増やそうというものでしょう。

 ということは、日本株式での運用を考えることになります。ですから日本株式と逆相関があることが重要です。

 とすれば、やはり外貨の必要性が感じられます。

B日本の不況対策

 先ほど、銀行預金(短期金利)と日本株式は逆相関があるのを確認しました。ですが、日本が不況になると、両方下がります。

 そのとき、円資産だけでは、どうにもなりません。
 インフレ率以下の運用になって、実質資産を減らしかねません(購買力の低下)。

 日本の不況リスクを回避する方法は、外貨資産への投資以外にありません。

 分散投資の考え方は、一つがダメでも他でカバーすれば良いということです。

 日本がダメなら外国でカバーすればいいわけです。

 景気が良ければ、金利は上がります。外国で、金利が高い、景気の良い国へ投資すればいいわけです。

 しかも、「為替リスク」も、問題なくなります(理論上)。何故なら、好景気の通貨は買われ(通貨高)、不景気の通貨は売られ(通貨安)るからです。

 日本が不景気なら、円安になりやすいということです。


外貨を持たないことがリスク

 為替は、外貨へ投資しなくても、購買力に影響を与えます。
 また、日本国内だけに投資するよりも、海外もふくめた、複数の資産へ分散することがリスクを減らします。

 日本は、今、不景気で、真っ先に投資すべき国ではありません。

 日本が不景気な時こそ、外貨を保有していくほうが論理的です。


外貨と円の割合

 決まっているわけではありません。

 50%50%の割合にすることをすすめている経済専門家は多いです。

 いきなり外貨を50%というのは抵抗があるかもしれないので、自分でいいと思う割合から始めて、徐々に50%に近づけていくのがいいでしょう。

 もし長期的(10年、15年先)に考えて、円高になると思うなら、50%まで保有する必要はありません。



【0】概要と意義

【1】運用方法の基本

【2】FX口座比較と初心者の始め方 

【3】通貨ペアと各通貨

【4】通貨分散

【5】経済の基本原則

【6】資産運用としてのFX(外国為替証拠金取引)

【7】想定外の対応



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