【6】資産運用としてのFX(外国為替証拠金取引)
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■ポートフォリオとは
資産クラスごとに、分散割合を決めます。これがポートフォリオです。各資産に分散された運用資産です。
資産クラスは
@日本株式
A日本債券
B外国株式
C外国債券
D流動資産(これは主に銀行預金のことで、含めない場合もある)
この資産クラスごとに、分散割合を決めることから、資産運用は始まります。
■リターンの80%はポートフォリオで決まる
内藤忍(マネックス・ユニバーシティ代表取締役)氏は、著作「内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法 」の中で
『投資の成果の約80%は資産分配によって決まる』p28
と指摘しています。
詳しくは、内藤忍氏の本をお読みいただくとして…、その要点を述べます。
ファンドの運用成績の差異が発生する要因を調べたところ、その約77%の要因は、ファンドの「資産クラスの組み入れ比率の方針」の違いによるものだったのです。
各資産クラスの割合を決めることが、最も重要なことだったのですね。
■資産クラスの変動率とリターン
| 資産クラス | 変動率(σ2) | 期待リターン(年率) |
| 日本株式 | 40.6% | 6.0% |
| 日本債券 | 6.8% | 1.0% |
| 外国株式 | 44.8% | 7.0% |
| 外国債券 | 30.0% | 4.0% |
※参照「内藤忍の資産設計塾―あなたの人生目標をかなえる新・資産三分法 」p167,175
※1985年〜2003年の月次インデックスデータより内藤忍氏が作成
変動率は、σ2で表示しましたが、これがおおよその年間最大損失額になります。
100万円を運用していれば、日本株式は40万円の損失が、外国株式なら30万円の損失がでる可能性があるということ。
そこで、変動率=リスクと考えます。
この変動率が大きければリターンも大きくなります。
期待リターンは、過去のデータから計算されたリターンと変動率を調整して、投資家本人が作成します。
ここでは、内藤忍氏が作成した期待リターンをあげておきました。
ポートフォリオを作成してみましょう。
日本株式 30%
日本債券 20%
外国株式 30%
外国債券 20%
というポートフォリオの場合のリスクとリターンを、先ほどの表のデータから計算してみます。
加重平均(変動率、リターン×分散比率を足して100でわる)で、計算します。
リスク (40.6%×30+6.8%×20+44.8%×30+30.0%×20)÷100=32.98%
リターン (6.0%×30+1.0%×20+7.0%×30+4.0%×20)÷100=4.9%
よって、このポートフォリオは リスク32.98% リターン4.9% となります。
初心者は、期待リターンを自分で設定するのは、まだ難しいと思います。内藤忍氏の本などを参考にするのが良いと思います。
慣れてくれば、自分で考える事ができるようになりますので安心してください。
■ポートフォリオのリスク計算に相関関係もいれると…
先ほどのポートフォリオのリスク計算では、相関関係を無視しました。それも計算するとなると面倒くさいから。(^_^;)
※【4】通貨分散 5.複数通貨ペアのボラティリティ でエクセルを使った計算方法を説明してあります。
相関関係も計算にいれれば、かなり変動率(半分くらいになるか?)は下がるでしょう。
私は、資産運用において、そこまで厳密に計算しなくても問題ないと思っています。
資産クラスに分散投資すれば、日本株式で単独で運用するよりも変動率(リスク)は下がるのだと認識できれば十分だと思います。
【0】概要と意義
【1】運用方法の基本
【2】FX口座比較と初心者の始め方
【3】通貨ペアと各通貨
【4】通貨分散
【5】経済の基本原則
【6】資産運用としてのFX(外国為替証拠金取引)
【7】想定外の対応
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